
目次
ウォーターサーバーも大きく分けると2種類あります。
一般的にイメージされるのが、ボトルタイプのウォーターサーバーです。
サーバーの上部にボトルが設置されていて、そこからお水が供給される仕組みのものになります。
もう1つがボトルではなく、水道に直結して使うろ過式のウォーターサーバーです。
いつもの水道水で天然水!?ろ過式ウォーターサーバーの魅力
ウォーターサーバーも日々新しいものがでています。
その1つが水道に直結して使うろ過式のウォーターサーバーです。
このろ過式ウォーターサーバーは、ボトルが不要なのが大きなメリットになります。
従来のサーバーで最もデメリットを感じる部分として、多くの人が挙げるのがボトル交換です。
1つ12㎏もあるボトルを交換する手間を省きたい、そんな人におすすめなのがろ過式サーバーだといえるでしょう。
ただろ過式のサーバーもメリットばかりではありません。
デメリットになる部分も少なからずあるので、どちらも把握した上で利用するかどうかを決めてください。
水道水を利用したウォーターサーバーの種類
水道水を利用したウォーターサーバーの種類について考えます。
一般的にろ過式とされるのは、水道管に分岐を作るタイプです。
工事をすることになるのですが、水道管から分岐を作ってウォーターサーバーへと直結します。
そのためボトルが不要で、水道水をサーバー内でろ過して利用するというものです。
持ち家だけではなく、賃貸の物件でも利用できます。
ただ賃貸物件の場合は引っ越しなどをするときに、別途工事費用が必要となる点は注意してください。
また通常のウォーターサーバーに近いタイプもあります。
水道水をタンクに補充して使うタイプのものです。
こちらは設置工事などの必要がありませんが、ボトルに水が少なくなってきたときに、自分で補充する手間がかかります。
衛生面でも空気に水が触れるので、心配となる部分もでてくるでしょう。
1水道直結ウォーターサーバー
では水道直結型のウォーターサーバーから、メリットやデメリットになる部分を確認していきます。
最近ではボトル式以外だと、この水道直結型のものが主流です。
ボトル代金がかからず、費用としては月々のレンタル料金がかかることくらいであるためです。
もともとウォーターサーバーで天然水ではなく、RO水に興味があったという人にはこのタイプがいいかもしれません。
水道直結サーバーのメリット・デメリット
では具体的に水道直結型サーバーのメリットと、デメリットになる部分を見ていきましょう。
メリットとして大きいのは、既にお伝えしているようにボトルを交換する手間が省けるという点です。
またこれに付随するメリットとして、ボトルを受け取らなくてもいいのがポイントになってきます。
一人暮らしをしている人の場合、どうしても仕事で家を空けることが多くなりますが、そんな時にボトルの受け取りといわれても困るはずです。
ですが水道直結型であれば、ボトルの受け渡しがないので、そうした心配をする必要がありません。
女性だと重いボトルの交換には大変な労力を使いますが、水道直結型なら交換も必要ないのです。
反対にデメリット部分もあげていきます。
水道直結型はどうしても工事が費用となるので、初期工事が必要となってしまうのが大きいです。
比較的に簡単な工事なので原状回復もできます。
ですので賃貸物件でも導入ができるのですが、初期工事費用なども考慮する必要があるでしょう。
また水道からの分岐となるので、ある程度は設置場所が限られています。
延長ホースなどを使うことで、設置場所を変更できますが、その工事費用がいくらかかるのかも考慮する必要があるでしょう。
もう1つ大きなデメリットが災害時には使えない点です。
ボトル式のウォーターサーバーなら、水道が止まっていても飲用水として利用できます。
ですが水道直結型はボトルがないので、災害時には弱いといってもいいでしょう。
最後に考えておきたいのが、対応エリアが限られる点です。
水道直結型はどうしても工事が必要なので、直営店もしくは代理店のある地域しか対応できません。
全国対応している業者は少ないので、この点がデメリットになります。
導入時の初期費用
では水道直結型を導入するときに初期費用は、いくらかかるのかも考えておきましょう。
工事の代金ですが、これは業者によってある程度変わります。
相場としては初期費用で、2万円前後のお金がかかるはずです。
ただ先ほどお伝えしたように、延長ホースを使うなどすればさらに追加で代金がかかるかもしれません。
また引っ越しをする時、解約をする時などは撤去費用がかかります。
その代金の相場は約1万円くらいでしょう。
ちなみにですが水道直結型は、解約をするときに利用した期間によっては解約料が発生します。
この料金も実はボトル式より高くなっているので、注意しなくてはいけません。
解約料と撤去料は別途必要となってきます。
2自分で水を入れるタンク補充型ウォーターサーバー
次に自分で水を入れる補充型のウォーターサーバーを考えます。
最初にメリット部分から考えていきましょう。
水道直結型と比較すると、初期工事が必要ないのがメリットです。
ボトル式のウォーターサーバーと同様に、補充型の場合は設置するだけですみます。
そのため初期工事が必要もなく、好きな場所に設置可能です。
手軽に設置できるのが、最も大きなメリットでしょう。
ウォーターサーバーはある程度のスペースが必要なので、物の多いキッチン周りに置きたくないという人も多いです。
そうした人にとっては、水道直結型よりも補充型の方がメリットが大きくなります
反対にデメリット部分も考えていきましょう。
最も大きなデメリットは、水の補充は自分が行う点です。
大きなボトルに水を補充するので、意外と手間がかかります。
仕事が忙しい時などは、うっかり水が切れてしまうということもあるでしょう。
また好きな場所に設置可能ですが、キッチンから離れた場所に置いてしまうと補充が面倒になります。
最近ではキャスター付きのタンクなどもありますが、面倒であることに変わりはありません。
また衛生面でいえば、ボトルの手入れを小まめに行う必要があります。
主婦の人ですと、このボトルの手入れで1つ仕事が増えてしまうでしょう。
水道直結型はいわば全自動でしたが、補充型は自分である程度のことを行うので、そちらがデメリットになってきます。
タンク補充型ウォーターサーバーの初期費用
ではタンク補充型のウォーターサーバーにかかる初期費用についても考えてみましょう。
先ほどお伝えしたように、水道直結型のような工事がありません。
そのため初期工事そのものがないので、特にかかる費用もないです。
最近ではウォーターサーバーを導入するときの、設置費用をとっている業者はほぼありません。
ですので設置そのものは無料で行ってくれます。
また工事そのものがないので、解約をしたときの撤去費用なども必要ありません。
つまり純水にコスト面でいえば、月々のレンタル料金と水道代という形になるでしょう。
3水道水ウォーターサーバーとボトル宅配水の違い
次に水道水を使うウォーターサーバーと、ボトル宅配式の違いについても検証してみます。
大きな違いになるのは、お水の選択ができるかどうかです。
ボトル宅配式では天然水とRO水の2つがあり、業者によっては水を選ぶこともできます。
中には天然水のみ、RO水のみといったこだわりを持っているところもありますが、選べるというのがメリットです。
ちなみに天然水というのは、簡単にお伝えすると市販されているミネラルウォーターと同じで、地下から採水した天然のお水を処理したものになります。
RO水とは超高精度なRO膜というフィルターを通したお水です。
このフィルターの精度が非常に高く、お水に含まれる不純物のほとんどを除去してくれます。
ミネラル分も除去するため、業者の多くがミネラルを後から追加しています。
一方で水道水を使うウォーターサーバーでは、サーバー内にフィルターを設置してろ過する形です。
つまりタイプでいえばRO水に近いものとなるでしょう。
もともとRO水を飲みたかったという人なら問題ありませんが、天然水に興味がある人にとってはデメリットです。
ちなみに業者によってミネラルを追加しないRO水、ミネラル分を追加するRO水といった形で選ぶことができます。
これはサーバー内部のフィルターの種類を変えることで、実現できるものです。
設置工事と初期費用を比較
次に設置工事や初期費用について、水道水のウォーターサーバーと宅配式のサーバーを比較していきます。
水道水ウォーターサーバーの場合、直結型であれば初期の設置工事が費用となってくるでしょう。
費用としては2万円程度が相場ですが、延長ホースなどを使った場合は追加でかかる場合があります。
またこれに付随して解約や引っ越しなどをするときは、撤去する費用として1万円程度のお金が発生するので注意してください。
一方で宅配式や補充型のウォーターサーバーは、初期の設置に費用がかかりません。
工事も必要がないので、撤去にかかる費用などもないのが魅力です。
ボトル宅配水と費用を比較
では次にランニングコストの面で2つを比較していきます。
水道水タイプのウォーターサーバーですが、ランニングコストとしてかかるのがレンタル料金です。
月々に3000円〜3500円程度が相場となっています。
他にかかるのは電気代くらいで、一般的には1000円程度です。
また業者によってはメンテナンス費用などがかかります。
他方のボトル宅配式ですが、こちらはレンタル料金がかかるものと、かからないものがあります。
通常タイプのサーバーなら無料、最新の高機能サーバーなら有料というのが一般的です。
ただ近年では高機能なサーバーも、無料で提供する業者が増えています。
最もお金がかかるのは、ボトルの代金でしょう。
リッターあたり100円程度が相場ですが、飲めば飲むほどお金がかかる仕組みです。
ちなみに1人あたり1か月に1本はボトル消費をする計算ですので、家族の人数が多いほどボトル代金がかかります。
例えば12リットルボトルが1200円で、5人家族なら月に6000円のボトル代がかかる計算です。
電気代としてはほぼ同程度、省エネタイプのサーバーなら半額程度にまで減らせるでしょう。
メンテナンス費用については様々です。
無料で行ってくれるところもあれば、有料のところもあります。
水道水使用はカートリッジ交換が必要
水道水を使うウォーターサーバーは、フィルターのカートリッジ交換をする必要がでてきます。
業者にもよるのですが、大抵は自分で交換をする形です。
交換の時期が近づいてくると業者から連絡があり、交換用のカートリッジが送られてきます。
そのカートリッジを自分で交換しなくてはいけません。
中には業者の人がきて、メンテナンスとともに行ってくれる場合もあります。
一般的にカートリッジの交換費用は不要です。
月々のレンタル料金に含まれているので、無料で送ってくれます。
ただ業者ごとに対応の仕方が異なるので、契約前には確認しておく方が無難です。
水道直結ウォーターサーバーの人気メーカーを比較
では水道直結型ウォーターサーバーの人気メーカーを比較します。
最も人気が高いのが、ウォータースタンドでしょう。
サーバーの初期費用が0円というのを売りにしていて、様々なタイプのものを用意しています。
ただ代理店対応となる一部のエリアでは、有料になる場合もあるそうです。
高性能なROフィルターも使えるので、安全で美味しいお水を飲めるでしょう。
月々のレンタル料金が3500円と比較的に高額ですが、メンテナンスやカートリッジの交換費用などすべて込みとなっています。
もう1つ人気なのが楽水という業者です。
月々のレンタル料金が2980円と、かなり安価な部類に入ります。
ただ初期費用として水道直結型なら12000円などのように、設置費用がかかってきます。
最後にクールクーを紹介します。
ROろ過機能のサーバーが特徴の業者で、UFろ過コース、ROろ過コース、ROろ過水素水の3つから選べます。
初期費用としては月額レンタル料金の1か月分が、別途かかってくる仕組みです。
ちなみに月のレンタル料金は最も高額な4200円です。
水道直結ウォーターサーバー利用者の口コミを検証
最後に水道直結型のウォーターサーバーを利用している人の口コミを、いくつか集めてみます。
うちは家族の人数が多いので、ボトル式から水道直結型に乗り換えをしました。
ウォーターサーバーに月1万円近くかかっていましたが、現在は3500円程度にコストの削減ができましたよ。
(40代女性)
自分はボトルの保管スペースをなくしたくて、水道直結型を選びました。
月々のコストとしても半額程度になったので、変えて良かったと思っています。
(30代男性)
ボトル式と水道直結式のどちらにするのか迷いましたが、省スペースですむことと、コストがかかりにくいことの2つを重視しました。
水道直結型を導入したことによる不便は感じていません。
(40代男性)
賃貸物件に住んでいるので大家さんに確認を取りました。
最近他の人にも聞かれたそうで、原状回復ができるなら構わないといってもらえてウォーターサーバーを導入しました。
とっても気にいっています。
(20代女性)
以上が水道直結型ウォーターサーバーの口コミでした。
水道直結型ウォーターサーバーについてのまとめでした。
ウォーターサーバーといえばボトル式のものが一般的ですが、最近では水道に直結して使うタイプのものもでてきました。
メリットとしてはお水をどれだけ飲んでも、水道代がかかるだけというものです。
ボトル式は消費量に比例して、月額の料金も高くつきました。
ですが水道直結型はその点を心配する必要はありません。
ただ反面で工事が必要となるため、初期費用として別料金がかかるケースも多いです。