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特徴を理解したうえで契約したウォーターサーバーでも、月額料金や使用環境などを踏まえて乗り換えを検討するケースは珍しくありません。
会社のオフィスに設置したウォーターサーバーを乗り換えるのなら、機能を比較し、より優秀かつ安価なウォーターサーバーが望ましくなります。
ウォーターサーバーの安全確実な乗り換えを目指す場合には、ウォーターサーバーにおけるどのようなポイントを見極めるべきなのでしょうか?
失敗しないウォーターサーバー乗り換えのポイントに限らず、人気ウォーターサーバー4つを前提とした重要4項目比較もあわせてご紹介します。
失敗しないウォーターサーバー乗り換えのポイントとは
まず、ウォーターサーバーを乗り換える際には、契約内容に応じて違約金が発生する可能性があります。
違約金は乗り換えキャンペーンの条件に該当する場合も見られますので、違約金の有無は事前にしっかり確かめなくてはいけません。
また、乗り換えキャンペーンでは一般的に対象者が設定されていますから、乗り換えの検討時にはこちらのチェックも必要不可欠です。
もちろんウォーターサーバーの水ボトルは別のメーカーと互換性が無いため、乗り換え前には水を使い切る手順が欠かせません。
こうした乗り換え時の前提条件を考慮しつつ、ウォーターサーバーの乗り換えでは重視すべきポイントがいくつか存在します。
月額料金の安さやボトル交換の快適さに加えて、再加熱機能やチャイルドロックなど、使用環境にあわせて譲れないポイントは多岐にわたります。
譲れないポイントを押さえながら乗り換えを検討することが、ウォーターサーバーの乗り換えを失敗しないための必須条件といえるでしょう。
月額料金が安い
月額料金の負担軽減は、ウォーターサーバーの乗り換えを判断する代表的な理由に当てはまります。
ウォーターサーバーの基本的な月額料金は、サーバーレンタル料と水代のほか、電気代の合計で算出されます。
注文ノルマの代わりとしてサーバーレンタル料は無料になりやすく、毎月の電気代は省エネ機能の有無で変動します。
メーカーによっては、このほかにも水の配送料やサポート料金が月額料金に加算されるので注意してください。
何よりもウォーターサーバーの月額料金を安くしたいのであれば、水代を抑えられるウォーターサーバーが適しています。
月々の消費量とウォーターサーバーの水代がどのようになるのか、乗り換えるのなら月額料金の再計算に注力しましょう。
ボトル交換が簡単
ウォーターサーバーの水ボトルは12Lを採用している傾向があり、12Lの水ボトルは重さにすると12kgになっています。
水ボトルをウォーターサーバーの上部に設置する場合には、ボトルを高い位置まで持ち上げて交換する手間がかかります。
女性やお年寄りからすれば水ボトルの持ち上げは重労働ですから、ボトル交換の快適さも乗り換えで重視すべきポイントに含まれます。
ボトル交換を無理なく簡単に済ませたいのなら、水ボトルを下部に設置するボトル下置きタイプのウォーターサーバーが向いています。
ただし、12Lよりも軽量な水ボトルを取り扱うサーバーも出ていますので、必ずしもボトル下置きタイプが優れているわけではありません。
停電時の使用や動作音の静かさを優先したい場合には、ボトル上置きタイプのウォーターサーバーが主要な選択肢に加わります。
ちなみに軽量ボトルは水の消費が早くなりますので、水の消費量や交換の手間を比べたうえで判断する方法があっています。
熱湯が使える
ウォーターサーバーでは冷水と温水を使えますが、温水の温度はおよそ80度に保たれています。
約80度の温水は温かい飲み物を楽しむ際に役立つものの、カップラーメンを作るためにはぬるすぎます。
ウォーターサーバーで90度以上の熱湯を求めるときには、ウォーターサーバーの再加熱機能が重視すべきポイントに数えられます。
温水の温度を100度近くまで上げられる再加熱機能は、いつでもウォーターサーバーで熱湯が使える便利な機能です。
熱湯が出せないウォーターサーバーから乗り換えたいのであれば、再加熱機能の有無が重要な判断基準に該当するでしょう。
配達の柔軟性
契約したウォーターサーバー会社に応じて水の配達方法は違いますので、乗り換えを検討するなら配達方法の変化にも注意しなければいけません。
水ボトルの管理を心配したくない場合には、ワンウェイボトルのウォーターサーバーが推奨されます。
ワンウェイボトルは宅配業者が配送しますし、使用後にはワンウェイボトルを潰してペットボトルと同じ資源ごみとして処理できます。
これに対して、リターナブルボトルのウォーターサーバーでは、契約したウォーターサーバー会社のスタッフがボトルの配達を担います。
水の配達時にあわせてリターナブルボトルの空ボトルが回収されますから、ワンウェイボトルと異なり自分で空ボトルの処分はできません。
ワンウェイボトルとリターナブルボトルの違いを把握したうえで、乗り換え時には都度注文や定期配送の違いにも気をつけてください。
配達日時を変更できるのか、配送をスキップ可能かどうか、このような配達の柔軟性も踏まえつつウォーターサーバーを乗り換えましょう。
チャイルドロック
幼い子どもがウォーターサーバーの熱湯で火傷をしたり、ウォーターサーバーの水を出しっぱなしにしないための仕組みがチャイルドロックです。
チャイルドロックは子どもがいる家庭では必須の仕組みになりますが、こうしたチャイルドロックはほとんどのウォーターサーバーに付いています。
ウォーターサーバーの乗り換え時には、チャイルドロックで厳重なロックを行えるのかどうかが比較のポイントにあげられます。
2重にチャイルドロックをかけられるウォーターサーバーのみならず、コックカバーで冷温水コックを完全に覆い隠せるものも登場しています。
チャイルドロックの具体的な方法は様々なので、幼い子どものいたずら対策を重視する場合には簡単に解除されないウォーターサーバーを選びましょう。
なお、チャイルドロックを比較する際には、水の注ぎやすさをあわせてチェックしておくことも大切です。
給水口が低い位置にあるウォーターサーバーは子どもの手が届きやすく、大人は水を注ぐときに腰を屈めたりする必要があります。
会社のオフィスなどで大人だけがウォーターサーバーを使うのなら、給水口が高い位置にあるウォーターサーバーが向いています。
省エネサーバー
ウォーターサーバーの電気代を節約したい場合には、省エネ機能を標準装備した省エネサーバーへの乗り換えがおすすめです。
サーバーレンタル料や水の配送料が無料であっても、ウォーターサーバーの利用時には電気代が必ず発生します。
ウォーターサーバーの電源は常にオンを維持しなければならず、電源をオフにしてしまえばセットした水で雑菌が繁殖します。
雑菌だらけの水は使用できませんから、ウォーターサーバーの電気代を安く抑えたいときには省エネ機能を駆使しましょう。
省エネサーバーの省エネ機能を使うと、通常時よりも冷水の温度が高まり、温水は逆に低い温度で保たれます。
省エネ機能はウォーターサーバーの温度調節機能としても利用可能なので、冷水や温水の温度を使い分けたい場合にも省エネサーバーは力を発揮します。
動作音が少ないサーバー
ウォーターサーバーの動作音が気になるときには、動作音が少ないウォーターサーバーへの乗り換えが選択肢のひとつです。
ボトル下置きタイプのウォーターサーバーでは、サーバー下部にある水をポンプで汲み上げる音が生じます。
ワンウェイボトルのウォーターサーバーならば、消費した水に応じてワンウェイボトルが潰れる音を避けられません。
もちろん水の温度調節や自動クリーニング機能が用いられる場合にも、ウォーターサーバーでは動作音がします。
ボトルから水が汲み上がる音をうるさく感じるときには、ボトル上置きタイプのウォーターサーバーへ乗り換える方法で対処できます。
リターナブルボトルや水がパックに入ったウォーターサーバーに乗り換えれば、ワンウェイボトルが潰れる音を防げます。
ウォーターサーバーの動作音を小さくしたいのなら、設置場所を変更したり、カーペットや防音マットを併用する方法も役立ててみましょう。
お水の消費量が少ないなら購入ノルマがないサーバーがお得
毎月の購入ノルマがあって水の消費量がそもそも少ない場合には、届いた水を使い切る前に次のボトルが配達されてしまいます。
契約しているウォーターサーバーで水の消費量と購入ノルマが釣りあっていない状況では、購入ノルマが無いサーバーへの乗り換えがお得です。
ウォーターサーバーの月額料金は総じて水代が大きな割合を占めますので、不必要な水をためてしまう事態は望ましくありません。
購入ノルマが無いウォーターサーバーの中には、水ボトルのサイズを選択できるものも揃っています。
人気サーバーを重要4項目で比較
ウォーターサーバーの乗り換えで重視すべきポイントは様々ですが、重要4項目と称されるポイントにも目を向けることが大事です。
重要4項目には、乗り換えキャンペーンや水のおいしさに加えて、ウォーターサーバーの安全性や実費費用が当てはまります。
ウォーターサーバーは重要4項目でどのように違うのか、これを人気サーバー4つを比較する方法で確かめてみましょう。
検証するサーバーは、FRECIOUS SlatとFRECIOUS dewo miniのほか、キララスマートサーバーとスリムサーバー㈽になります。
乗り換えキャンペーンで比較
既にウォーターサーバーを契約していて、他社サーバーに乗り換える場合には、乗り換えキャンペーンを利用できたりします。
乗り換えキャンペーンで受け取れる特典には、水や商品券に限らず、解約金のキャッシュバックといった種類も見られます。
とはいえ、対象外となるウォーターサーバーも定められていますので、乗り換えキャンペーンは確実に使えるわけではありません。
FRECIOUS SlatとFRECIOUS dewo miniでは、解約金最大16,500円のキャッシュバックが乗り換えキャンペーンに該当します。
キララスマートサーバーは試飲・体感スポットを揃える一方で、解約金キャッシュバックなどの乗り換えキャンペーンを扱っていません。
スリムサーバー㈽ではFRECIOUSと同様に、解約金最大16,500円のキャッシュバックが乗り換えキャンペーンになっています。
水のおいしさで比較
FRECIOUS SlatやFRECIOUS dewo miniで使用できる水は、富士山の上質なバナジウム天然水です。
ほんのりと甘い後味で飲みやすい特徴を持ち、希少ミネラルのバナジウムが含まれています。
キララスマートサーバーの水においては、シリカとバナジウムを同時に含む富士山の天然水になります。
まろやかなおいしさと飲みやすさが特徴であり、ミネラルをバランス良く含むことも強みに数えられるでしょう。
スリムサーバー㈽ではロングタイプとショートタイプのどちらであっても、複数の採水地から好みの天然水を選べます。
ただし、採水地が北アルプスの天然水は、スリムサーバー㈽の配送先が北海道の場合にしか選択できません。
安全性で比較
ウォーターサーバーの水は外気に弱い性質を持つため、ウォーターサーバー本体には雑菌の繁殖を防ぐ安全性が求められます。
FRECIOUS Slatは、エアレス構造でサーバー内に外気の侵入がほとんどなく、温水を循環されるフレッシュ機能も搭載しています。
FRECIOUS dewo miniは、ウォーターサーバー業界で初めてUV-LEDを搭載したウォーターサーバーです。
サーバー内を定期的に殺菌効果のある光で照射しますから、雑菌の繁殖を抑えるうえで高い安全性を期待できるでしょう。
キララスマートサーバーには、1日1回、自動的に熱水循環して衛生状態を保つオートクリーンシステムが備わっています。
スリムサーバー㈽では温度過昇保護装置が付いていますし、ボトルは使用分だけ収縮するので外気が入りにくい構造です。
実費費用で比較
FRECIOUS Slatのサーバーレンタル料は発生しても月額税抜900円に過ぎず、配送料やメンテナンス費用はかかりません。
実費費用のほとんどは水代であり、エコ機能やSLEEP機能を駆使すれば、電気代を従来品の3分の1程度にまで抑えられます。
FRECIOUS dewo miniのサーバーレンタル料は、条件を満たせない場合に月額税抜500円かかります。
配送料やメンテナンス料は無料で、電気代も省エネ機能で節約できますが、水代の負担はもちろん生じます。
キララスマートサーバーのサーバーレンタル料は、月額税抜1,200円に設定され、これに水代をあわせたものが基本料金になります。
電気代はエコモードで抑えられるものの、申込時に希望するオプション内容で実費費用は増えてしまうので気をつけてください。
スリムサーバー㈽のサーバーレンタル料は無料であって、天然水の配送にも送料は必要ありません。
水代は当然かかりますが、通常使用時の月額電気料金は630円ほどで、エコモードを使用すると電気代の2割減を目指せます。
ウォーターサーバーの乗り換えを失敗したくないのであれば、前もって自分が譲れないポイントを把握しておかなければいけません。
ボトル交換の快適さを望む場合にはボトル下置きタイプが適している一方で、ボトル下置きタイプではポンプの動作音が発生します。
動作音が少ないウォーターサーバーを選びたいのなら、ボトル上置きタイプが主要な選択肢になってきます。
再加熱機能を優先するのか、それとも厳重なチャイルドロックが欲しいのか、目的にあわせて乗り換えるべきサーバーは変わります。
月額料金を抑えられる省エネサーバーなども勢揃いしていますので、譲れないポイントを押さえたウォーターサーバーを探してみましょう。