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最近では、水道水をそのまま飲む、という方はほとんどいなくなりました。水道水には様々な物質が含まれており、しかも、健康に影響がある、ということが広く知れ渡っているわけです。今後も水道水以外を飲む方が多い状態が続いていくことでしょう。
今回注目するのが、宅配水。いわゆるウォーターサーバーでは、天然水と水道水濾過水(RO水)のどちらが選ばれているのか、ということです。実際にウォーターサーバーでは、天然水とRO水の両方を用意しているケースが多いのですが、どちらのほうが利用者は多いのでしょうか。徹底調査してみました。
さらに幾つかの分野で天然水と水道水濾過水(RO水)を比較します。
ウォターサーバーも天然水のほうが選ばれている
多くの方が選んでいるのは天然水
以前はRO水が選択されているケースが多かったのですが、最近では天然水の利用者が増えています。実際に、天然水しか取り扱いのないウォーターサーバーが人気を博しています。
金額的なデメリットがあるのですが、12リットルボトル1つで2,000円を切っているようなものも天然水タイプで出始めました。比較的、安く利用できるような環境も整い始めているので、天然水が選択しやすくなったのです。
また、味わいといった面も注目されています。天然水の場合は、天然のミネラルがついています。日本人の口にあった軟水タイプが多い、といったこともあり美味しさを求めて天然水を利用する方も増えているのです。
せっかくウォーターサーバーを利用するのであれば、少しでも美味しいものを、と考えるわけです。ウォーターサーバーの水を料理に利用する方も実際に増えてきているんですよ。
安全性はRO水と天然水のどちらが高いのか?
・天然水・・・安全性は高いが完璧ではない
RO水は圧倒的な浄化能力を持っています。水道水には塩素や金属などの不純物が含まれています。ダイオキシンやトリハロメタン、農薬なども含まれているかも知れません。
RO水であれば、それらの不純物をほとんど取り除けます。セシウムといった放射性物質まで除去できる能力を持っているのです。
安全性の高さは各研究機関の折り紙つき、となっています。
天然水に関しても安全性は一定以上あります。科学的な処理はしていませんし、ミネラルなども添加していません。身体に負担お少ない水となっているのです。
しかし、どうしても原水に依存している、といった特徴があります。原水に問題があると、安全性が低くなっている可能性も高いので注意しなければなりません。
採取場所などや工場などでの取り組みも重要になってきます。
RO水と天然水のミネラルの質はどちらのほうが良いのか?
・天然水・・・自然界で自然に含まれるミネラルを含有している
RO水に関してはRO膜と呼ばれている、特殊なフィルターで水を綺麗にしています。そのフィルターでミネラルも除去されてしまいます。ほとんどミネラル分が残らない状態になってしまうのです。
そこで、業者の中には、RO水にミネラルを添加しているケースがあります。その添加したミネラルは、もちろん人工的なものなので味わいとしてもあまり良いものではない、と言った指摘がされることもあります。
天然水に関しては、自然界にあるミネラルをそのまま含んでいます。ミネラルも豊富となっており、しかも飲みやすい状態になっているわけです。天然水の美味しさは自然界のミネラルバランスにある、と言っても過言ではありません。
RO水と天然水|どちらのほうがお得なのか?
・天然水・・・1リットルあたり130円から170円程度
RO水と天然水では価格に大きな差があるのも確かなことです。
RO水の場合は、12リットルボトル一つで1,000円前後の価格帯になっています。
一方の天然水に関しては、12リットルボトルで2,000円前後の価格帯になっているのです。
1ヶ月あたりの水の利用量が多ければ多いほど、価格に差が生まれてきてしまいます。経済的な面を重視しつつウォーターサーバーを利用する方は、RO水のほうがおすすめとなります。
なぜ価格に差が生まれてくるのでしょうか。その一つに原料があります。
RO水の場合は基本的に水道水を利用しているのです。価格として非常に安く済むので、結果的に低価格で提供できます。原材料費がほとんどかからない、と言っても良いかもしれません。
天然水に関しては、何百メートルもの近から水を採取しています。採取するだけでもコストが掛かってしまうわけです。原料費がどうしてもかさんでしまうので、結果的に高い価格での提供となってしまうのです。
他にも天然水はほとんど処理をしないで提供する異事になるので、品質管理にお金がかかります。そういった部分もRO水より高くついてしまう理由となっています。